amberdrops 1

「ふぅ…」





ようやく歌い終わった…ってえ?なん


であいつら無言なんだ。





「あのー、みなさん?」





やっぱりまだ放心状態の4人。





「すげぇ…透明感ヤバい….」



「さすがだな、、俺らの伴奏とすげー合ってる」



「綺麗な声…でもなんか儚くて、、いける、これはいける!」



「すごいな…音程もバッチリだ。まさか、、絶対音感?」



「ちっ、チビのくせにすげー良い歌うたうじゃねーか。どこからそんなデカい声出てくんだ?」





なんかみんなブツブツ呟きながら私の


事を褒めてくださってます。1人のサル


は例外だけど。





「えっと、律…だっけ。私は、絶対音感だよ」



「ほんとか!?」





おっ、驚いた顔もいいねぇ。普段仏頂


面のくせに。





「なぁ、風歌…」






弦の声に振り向く。






「「「「俺らとバンドやろう」」」」