amberdrops 1

「だって、お前の歌すげぇんだもん!
すごい可愛くて綺麗で、でも力強くて…だから、俺らのバンドのボーカルやってほしいんだ」





そんなに褒められたら嬉しい。





「とりあえずさ、もいっかい歌ってみてよ」





そう言って紙を取り出した弦。それを見ると…





「この歌…」



「俺らが作ったんだ。歌ってほしい」





すごく良い歌。歌詞を見ただけでも分


かる。切なくて、でも幸せで…少し


キーが高くて難しそうだけど、頑張り


たい!!





「これ、歌って」



「伴奏は?」



「俺らがやってやるよ、チビ」





なんで私が歌ってあげてるのにあいつ


が上からなんだよ!ムカつくな、あの


チビー!(このハゲー!ではないよ笑)