純白の華 【2】




「あ、」

「ん?」


廊下に続く扉を開けるとき、何かを思い出したように振り向いた瑠衣

…どうしたんだろ



「乃愛、」

「へ、」

「ズボン、体冷えないようにちゃんとはいてて」

「っ、」

「…あとで脱がしてあげるから」

「っ!?!?」

「フッ、準備頼むな」

「………」


私の耳元に顔をよせ、甘くて低い声で囁かれた言葉


あああああとでぬ、脱がすってっ!!!




うわあああああ!!忘れてた!!!


今日泊まる理由みたいなもんなのに!!



瑠衣のバカ!変態!!


瑠衣のせいで、身体熱いし心臓バクバクなってきたじゃんか…うぅ…