「乃愛っ!!」






ソファーで寝ていた時に聞こえた乃愛の叫び声




咄嗟に起き上がり、声の聞こえた方へ向かうと、





「あ、」






奏の部屋の前に立ち尽くす乃愛の姿







「乃愛、」




声をかけると、力なさげに振り向き俺の名前を呟く、




「瑠衣……ぶふっ、」




乃愛…?






「どうした?」




「ちょ、まじストップ、今ダメ、」



「…大丈夫か?」



「ストップ!こっちきちゃだめ!!」



「……」





あ、やべ、柄にもなくちょっと傷ついた



けど爆笑しながら言われてるからどう反応したらいいのか全くわからない






「乃愛…」



「あ、ちょ違うからね?瑠衣大好きだよ?」



「……」



「ほんとに、ちょごめんね、あの私のせいなんだけど、ぶふふっ、」






…なんでそんな笑ってんの?




俺見たら笑ったよな?




たしか顔見て、………顔?






「あ、乃愛ちゃん、瑠衣」


「ねえのん死にかけてんだけど」


「やばいね、苦しそう」





考えてると後ろからやってきた玲夜と直翔




振り向き、



「なあ、俺の顔なん「「ぶふっ!」」……」





やっぱ俺の顔だな






つーかお前ら3人笑い方一緒だな