純白の華 【2】





「「ご馳走様でした」」


「んー、眠たくなってきた」

「寝させねえよ」

「……今のめっちゃ俺様みたい」

「やめろ」

そんな嫌そうな顔しなくても


「瑠衣って俺様じゃないもんね」

「……」

「なんで?」

「知るか」

まあそりゃそうだな


「なんか総長って俺様ってイメージ」

「……たしかに」

そこは納得するのか


「瑠衣ちょっと俺様してみて」

見てみたい

「は?」


「うーん、壁ドンして顎クイしてなんか言って!」

「……」


壁ドンと顎クイちょっとされてみたかった!



「瑠衣だめ?」

「っ、ほんとだめだと思う」

「…?」

「いや、……やるか」

「やったー!!」


さすが瑠衣!