純白の華 【2】








「乃愛」



その一声で、シーンとなったこの場





「………雅紀」




そこはさすが総長とでも言うべきか





「ほんとに、ごめん」




「いやもういいって」




もうシリアスしんどい






「乃愛、」





「…え、やだよ」





「………まだ言ってねぇ」





「え、だってこの雰囲気絶対戻ってこいとか言うでしょ」





あ、ほらその顔図星って書いてある







「……乃愛、戻ってきて」





「やだよ」





私は暁月が好きだし、彼らを絶対に裏切りたくない









「…………乃愛好きだ」





「…………………は?」





え、……………え?








この発言には周りもポカーンだ









「私彼氏いる」





「わかってる……気持ちだけ、知ってて」




「あ、ありがとう?」




「ふっ、ああ」




待ってなんか空気甘くなってきたぞ



てか私告白されんの全く慣れてないからほんと駄目なんだよ!こういう雰囲気!!




そもそもこいつKYかよ!!こんな大勢のいるとこで言うなよ!!






だめだ。これはだめだ。






「愛、なんか言うことある?」





「あ、逃げた」




言ったの誰だ!逃げてねーからな!!






「うん」




ありがとう愛。天使。





苦笑いしながら立ち上がった愛に、私も立ち上がる




さすがに1人だけしゃがんでるとかアホじゃん