彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「他の人は、どんな願いをかなえているの?」

「君と違って、まんぞく感のある願いだよ」

女神様は、嫌味ったらしく言った。

「なにそれ?その言い方だと、僕のかなえている願いはまんぞく感がなくて、他の人はまんぞく感があるみたいな言い方だな」

僕は、不満げな顔をした。

「そういうことじゃないけどね。でも、少なくとも、みんな君みたいにそんなお金は神社に納めてないよ」

女神様は、ぎこちない笑みを浮かべた。

「ふん。僕のお金は心配してくれるのはありがたいけど、だいじょうぶだよ」

そう言ったが、ほんとうは貯金額が残り少ないことは自分自身一番わかっていた。

「それで、他の人はどんな願いをかなえているの?」

僕は、もう一度女神様に同じ質をした。さっきよりも、わずかに強い口調だった。