「どうする?もっと、私にお金を納める?」
女神様は、いたずらぽっく笑って言った。
「絶対に、一万円からなのか?」
僕は、怪訝そうな表情を浮かべて訊いた。
「うん。それ以下の金額を神社に納めても、願いは叶うことはない。たとえ、一円足りないだけでも願いは叶うことはない」
女神様は、きっぱりと言った。
僕が今日神社に一万円を納めなかったら、つぼみとは別れてしまっていたことになる。つまり、今朝つぼみが神社に納めた五千円は、神様には届いてなかったらしい。
「神様のくせに、けっこうケチなんですね」
願いの決め方が、〝気持ちではなくお金〟だったことに僕は幻滅した。
「五円や一円で、大きな願いを叶えてもらおうと思ってる人間の方がおかしいだろ。考えてもみろ、五円納めて『お金持ちになれますように』っていう願いなんてめちゃくちゃだと思うだろ」
そう言って女神様は、不満げな表情を浮かべた。
ーーーーーー確かにそうだ。五円や一円神社に納めただけで願いが叶うのなら、みんな幸せになってるはずだ。
女神様は、いたずらぽっく笑って言った。
「絶対に、一万円からなのか?」
僕は、怪訝そうな表情を浮かべて訊いた。
「うん。それ以下の金額を神社に納めても、願いは叶うことはない。たとえ、一円足りないだけでも願いは叶うことはない」
女神様は、きっぱりと言った。
僕が今日神社に一万円を納めなかったら、つぼみとは別れてしまっていたことになる。つまり、今朝つぼみが神社に納めた五千円は、神様には届いてなかったらしい。
「神様のくせに、けっこうケチなんですね」
願いの決め方が、〝気持ちではなくお金〟だったことに僕は幻滅した。
「五円や一円で、大きな願いを叶えてもらおうと思ってる人間の方がおかしいだろ。考えてもみろ、五円納めて『お金持ちになれますように』っていう願いなんてめちゃくちゃだと思うだろ」
そう言って女神様は、不満げな表情を浮かべた。
ーーーーーー確かにそうだ。五円や一円神社に納めただけで願いが叶うのなら、みんな幸せになってるはずだ。


