彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「つぼみ………」

愛する名前を口にして、無意識に僕はつぼみの背中に手を回した。

服の上からでも伝わる、つぼみのやわらかな肌を手のひらで感じて、僕の頬がかすかに赤くなる。

ーーーーーー僕も、つぼみのことが大好きだ。つぼみと別れるなんて、嫌だ。

そう思うと、自然とつぼみを抱きしめる力が強くなる。

「やっぱり願も、私と別れるの悲しんだね」

抱きしめる力が強くなって気づいたのか、つぼみは僕の背中に手を回して言った。

「そりゃ、悲しいよ。だって、好きだから。僕も、つぼみのことが好きだから」

それは、告白だった、うまく言えてるかわからないけど、自分の口からこんなにも正直な思いをつぼみに伝えたたことにはずかしなかった。

「悲しい気持ちもあるけど、私はそれ以上にうれしい気持ちもあるよ」

「え!」

涙声で言ったつぼみに言葉に、僕は目を丸くして驚いた。

「どうして?別れないといけないんだよ。ずっと一緒にいられないんだよ。どうして、うれしい気持ちがあるんだ?」

つぼみと別れることを想像したせいか、僕の瞳からぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。