彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「聞こえてたんだ。小さな声で言ったつもりなのに………」

さびしげな声で言って、つぼみは苦笑いを浮かべた。それを見て、僕の顔が心配そうになる。

「やっぱりあのとき、私が神社に五千円納めたから、神様が願いをかなえてくれたのかな?」

「え!」

僕が質問したはずなのに、つぼみに質問返しされたことに驚いた。

「え、僕が質問したんだけど………」

自分の胸に指をさして、僕はとまどった様子になった。

「先に答えてよ、私の質問に」

先に質問に答えたくなかったのか、つぼみはわずかに強い口調で僕に言った。

「あのときって、いつのこと?」

ふぅっと口からため息を吐いて、僕はつぼみの質問に答えることにした。