バスの車内の窓から、目まぐるしく変化する景色を僕はぼうぜんとながめていた。僕たちがバスを乗り始めてからすでに五十分ぐらい経過し、今は海沿いの道を走っていた。バスの窓から見える景色は、太陽の光に照らされたきれいな海がどこまでも広がっている美しい風景だった。少しまだを開けてみると、海の香りが風に乗って僕の鼻腔まで運んだ。
「広瀬、もうすぐ着くぞ」
僕の肩に頭をのせてきもちよさそうに寝ている、つぼみに声をかけた。
バスに乗って最初の数分間は彼女としゃべっていたが、いつのまにか沈黙が続いた。そして気がついたら、つぼみは僕の肩に頭をのせて寝ていた。つぼみと話が続かなくなったときは困ったが、あまり会話のないデートも僕はきらいじゃなかった。
「広瀬、もうすぐ着くぞ」
僕の肩に頭をのせてきもちよさそうに寝ている、つぼみに声をかけた。
バスに乗って最初の数分間は彼女としゃべっていたが、いつのまにか沈黙が続いた。そして気がついたら、つぼみは僕の肩に頭をのせて寝ていた。つぼみと話が続かなくなったときは困ったが、あまり会話のないデートも僕はきらいじゃなかった。


