彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「やっぱり、神様っているのかな?」

「え!」

「神様が、私たちの願いをかなえてくれたのかな?デートの日にこんないい天気にしてくれたのも、学校を急に十日間も休みにしてくれたのも、神様がいるからかな?」

つぼみは僕に視線を移して、はずんだ声で訊いた。

二ヶ月前も、つぼみと神様の会話をしていたことを僕の記憶によみがえった。あのときは晴れか雨で神様の存在を適当に決めたが、この二ヶ月以上、僕はこの神社でずっと神様にお金と引き換えに願いをかなえてもらっていた。

「ねぇ、やっぱり神様が私たちの願いをかなえてくれたのかな?」

目をかがやかせながら、つぼみが僕に訊いた。

「そうかもな」

脳裏に女神様と会話したことを思い出し、僕は短く答えた。

神様の存在は晴れか雨ではなく、お金で決まったが、今まで僕の願いをかなえてくれていた女神様には感謝する。