彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「え、汗………」

驚いた顔で自分の首周りをぬぐうと、僕の指先にとうめいな液体が伝わった。それは、まぎれもなく汗だった。

僕は慌てて、閉めていた障子と窓を両手で開けた。窓を開けると、秋とは思えない照りつけるような日差しが、まぶしい太陽から降り注いでいた。

ーーーーーーほんとうに、夏になってる。

僕は額から流れた汗を手の甲でぬぐって、ぼうぜんと青空を見つめた。

「おはよう」

和室からリビングに移動して、僕は目の前にいる母親にあいさつをした。

「おはよう」

母親がテレビに映っていた天気予報のニュースから、僕に視線を移して言った。

母親の服装は昨日と違って、薄着に変わっていた。半袖のブラウスに、薄いピンク色のガウチョパンツ。
母親の服装を見て、やはり今の季節は夏になっていることがわかった。