彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「願に正直に伝えると、もう俺たち友だちじゃなくなると思って………」

正直に話していると感情が高まったのか、尊人の声が涙混じりになっていた。

「そんなことないよ。そんなことぐらいで、友だちじゃなくなることなんてありえないよ」

そう言った僕の瞳から、ひとすじの涙が頬を伝って流れた。

お金がなくなって以降、僕の周りから友だちは離れていった。でも、親友の尊人だけはこうして、僕から離れることはなかった。僕と尊人の間には、お金以上に大切な物で結ばれていることに、このとき初めて気がついた。