彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました



「うーん、空気がおいしい」

助手席から降りた母嫌が、両手を広げてそう言った。

父親が運転する車で片道、十五分後、公園に到着した。四年ぶりぐらいだろうか、正確には覚えていないが、ずっと前に見た自然豊かな公園の風景となにひとつ変わっていなかった。目の前に広がる、青々とした芝生。樹齢数百年以上の大きな樹木が、二本。公園の姿はなにひとつ変わっていなかったが、成長していくにつれて、変わったのは僕たちだったことに気づいた。

ーーーーーーほんとうに久しぶりだぁ。まさか、また家族でこの場所に来られるなんて。

久しぶりに来た公園は姿形を変えてなくて、僕たち家族をずっと待っていたかのように思えた。