彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「そんな悲しみの感情を気にしていたら、人を好きになることなんてできないじゃないか!」

大きく息を吸い込んで、僕は自分の思いを口にした。

相思相愛でも、いつかは別れるときが来る。好きな人と別れるの恐れていたら、人を愛することも忘れてしまう。限られた時間の中で、どれだけ好きな人と一緒にいることができて、どれだけの思い出が作れることが大切なんだ。

「いいんだね、悲しいだけだよ」

「そんなの気にしてたら、人を好きになることもできないよ」

僕は女神様の意見を否定して、一万円を渡した。

「わかった。明日になったら、母親のアルコール依存はなくなってるよ」

「ありがとう」

そう言って僕は、笑顔を浮かべた。