彼女と一秒でも長く一緒にいたいから、僕は全て神様に納めました

「どうしたの?急にそんなこと聞いて」

女神様は僕の質問に驚いたのか、切れ長の目をわずかに丸くした。

「いや、なんとなく訊いただけ‥‥‥‥」

僕は、小さな声で言った。

「うん、そうだよ。君のお金がなくなったら、私との関係はそこで終わる」

女神様は、あっさりと言った。

「そう‥‥‥なんだ」

なんとなく僕の予想どおりだったけれど、女神様と神社で知り合って数ヶ月という付き合いもあったせいか、さびしさもあった。それ以上に付き合いが長いつぼみと別れると思うと、彼女を好きになったぶん、失うときが辛い。そして、つぼみを好きになったことを後悔している自分がいる。

ーーーーーーどうして、この世に別れなんて存在するんだ。最後は別れる運命に支配されているのなら、人を本気で愛したら愛したぶんだけ、自分が悲しくなるだけじゃないか。

貯金がゼロになって、つぼみと別れるときを僕は頭の中で想像した。彼女に対する愛情が深かったせいか、悲しみもとてつもなく大きい。