廊下につくとやっぱりうちのクラスだけが
暗い中1つ蛍光灯の光が光っていた。



……って俺なにしてんだろ...
めいに何言って入ればいいのこの状況……



……ま、なんとかなんだろ!!と
勢いよくドアを開ける。



...ガラガラ



そこにはどっしりとしたプリントが置かれている机とそこの前に座る、
びっくりした顔のめいがいた。



「めい」



俺は何にもない顔でめいに声をかけた
……そう、いかにも何も無いかのよーに



「めいは颯太だぁ」ってポカンと口を開けてあほ面してるけど、
俺にとってはその顔も愛しい



しかも椅子から座ったまんま
「どうしたの…?」って尻尾振ってるあたりが犬みたいで



めっちゃ可愛い… 。



って顔に出そうだし……!! ま、
ここは忘れ物とでも言っとくべきか…!!



しれーっとめいの隣に座って



改めて
大量のプリントを見るとめんどくさそう。
しかもあと半分……半分以上ある。



こんなのをめいが1人でしていたと思うと

めいの頭をめちゃくちゃ撫でてやりてぇ。




けど、それが出来ないわけで……
したとしても絶対めいは髪がぐちゃぐちゃとかなんとか怒りそうだし……




あーそれにしてもモッチーのやつ
めいにこんなめんどくさいの放課後残ってまでさせやがってほんとに……


明日まじで殴る!!!!



……ま。
とりあえず手伝って早く終わらせて二人で帰るぞ〜!!!!



そんなこんなで1時間たったかたってないか
めいと話してるとあっという間に終わった



終わった喜びにめいは思わず叫んでいたし
俺も軽い冗談でめいをからかったりして……




……ふぁ...疲れたし帰るか…
そろそろ帰るぞ…とでも言おうとした時、




「……颯太……忘れ物は?」




なんてめいが椅子の上から上目遣いで聞いてくるもんだから、一瞬忘れ物って言ったことすら忘れてた。




んー忘れ物なんて…………携帯……


て言う予定だったのに、



俺……なんか。



「……忘れ物……




……お前。」




とか言ったし…………
ああ!!!めっちゃはずいやつこれ!!!




しかもめいはさっきにましてポカーンと
口開けてポカーンとしてやがるし!!!



ああ?これは流石にあの天然バカめいでも
俺の気持ちがバレた?
つーか俺自身バラした?つーの??



どちらにしろもうここまで来たら
めいに告白……だよな!!!


「……あのな」というとしたらいきなりめいが


「……どういうこと?」なんていうし……
もうなんでこんなに鈍感なんだよ……
もう嫌になるぜ俺も……はぁ...


そのため息は声になっていて……
めいはさっきよりも不思議そうな顔をしていた。


……結局
めいの家にご飯食べに行くために待ってた
とか嘘ついて誤魔化した。




あぁ、めいの天然と鈍感には流石の
俺も攻略法が見当たらねぇ〜!!!!