バレンタインのユウウツ




「たしかにぃ〜でもキツイよ、学校内で美女

なんていーっぱいいるし!」


..なんか、今のマミの言い方、私が告白して菜

太郎くんがオッケーくれる可能性は0だって言

ってるみたい。ちょっとむかつく。



「菜太郎くんにー?頑張ってね!」


と、メグミが大きな袋をリュックから取り出

し、


「クラスの全員分チョコ作ったんだ〜!だか

ら菜太郎くんは好きじゃないからミウミウ安

心して〜」


嗚呼、彼女がニコッと笑えうだけで、なんで

こんなに癒されるんだろ...!


「ありがとうメグミちゅわん..!」


とふざけて言ったら、のりちゃんが真顔で


「キモ...!」


と両手で自分の体を押さえた。奈々はフフッ

と笑う。マミのうわー引くわぁwwはスルーし

て、


「ハイハイのりちゅわんも構って欲しいのね

!」


とはあン!?メンチを切るのりちゃんに抱き

つこうとしたら、


ガラッ。


ザワッッ...!


あっ、菜太郎くん...っ!!


ドキッーーー


教室の女子達は、菜太郎くんにバレないよう

に、彼をチラチラ見ながら何やら話し始める

。女子達の頰はみんな赤い。


み...みんな狙ってる。私も負けてられないな




おう!菜太郎おはよ、とクラスの中でイケメ

ン(だけど天使のような菜太郎くんとの顔の

格差はやばい)が嬉しそうに駆け寄る。


まあ、菜太郎くんに近づけば自分もイケてる

グループの一員になってモテ率上がるもんね

...バレンタインだし。とにわかイケメン達に

同情?の視線を送った。


「あーあいつ昨日バレンタインのチョコ欲し

さに菜太郎くんに近付くって言ってたなw」


とマミは笑った。この子と目の付け所同じな

んてちょっと落ち込むな..。


「まあ緊張すんなって美雨!」


とのりちゃんは私の背中をバーンッと叩いた




「ちょっ、やめて下さいよパイセーン。」


とふざけつつ私はとても緊張していた。多分

のりちゃんにはお見通しなのだろう。のり

ちゃんはホレホレとわたしの肩揉みを始めた




「おう、すまんな..」


私はふざけながらも、手が少し震えていた。

私は気付かれないように、クラスの男子と喋

って微笑んでいる菜太郎くんをチラッと見た








本当に美少年だなあ、菜太郎くん..。




どっちかと言えばかわいい系けど、カッコい


い...!!



その美しい笑顔に、昨日の夜よりも、胸がき


ゅううっとした。