バタバタ!

暁葉(下っ端リーダー)

「総長!、皆さん大変です!」

「何かあったのか?」

「百合さんから手紙が、」

「何!!寄越せ」

「はい。」


『紅の華の皆へ

私は今、この建物の眼の前に居ます。配下のリーダーも全員居ると思ったからで

す。その方が都合が良いから。手っ取り早く彼を世界一にしたい。抵抗は、しても

いい。だけど、もう仲間じゃないことは心に刻んでおいてください。皆の心を抉る

から。この手紙を読み終わった頃に、ドアを叩く人がいる。それは、』

「なんだ?」