今日の6時間目は、全学年学園祭の準備となっていた。



それで、私のクラスは劇で使う衣装の為に採寸をしているんですが...





「え!?聖渚ちゃんウエスト細すぎじゃない!?」



衣装係の葵ちゃんが大声で叫ぶ。




一応男子は廊下で道具を作っているんだけど...。



そんな大声でいったら聞こえちゃうでしょ...!




「こんな細いのに、あるものはあるんだね?」



葵ちゃんが私の胸を測りながらそう言う。



それに聞こえたのか、玲奈ちゃんが、覗いてくる。


「聖渚でか!?何カップ?」



玲奈ちゃん声でかすぎーー!!



廊下にも聞こえたらどうすんのよ!!




「D...。」



恥ずかしいけど、小声でいった。





「キャー!!Dとかでか~!!」



玲奈ちゃん...声でかいです...。



くたくたにながらも採寸が終わり、制服に着替えた。



次の採寸は男子だから、廊下の男子を呼びにいった。



「次男子だから教室入って...ってどうしたの!?」


一人の男子が鼻血を出していた。



「あ、大丈夫...。気にしないで...」



と、その男子は言う。



本当に大丈夫かな?



不安になりながらも、道具作りを手伝った。