「中嶋さん!」 お店を後にしようとしたところ後ろから呼び止められた。 「え?あ…はい。」 突然呼ぶから変な声で返事をしてしまう。 「名刺発注してるところなんですよね?もし名刺できたら第一号で一枚頂けませんか?」 へへっと無邪気に笑いながら彼女は言う。 女性の私でも思わずきゅんとする笑顔。