「……ねぇ、咲」 「は、はいっ!?」 あたしは思わず声がひっくり返る。 千佳先輩をみると、千佳先輩の優しい顔が そこにあった。 「一つ、聞きたいことがあるんだ」 「え?」 あたしは目を丸くしていた。 聞きたいこと。 なんだろう? あたしは「なんですか?」と言い、聞いてみる。 「……中学の時、人を殺しかけたって、本当?」 「…………」 ……。 千佳先輩、なにを聞いているの? あたしは、あたしは……。 愛した人を守っただけだよ? それが、それが いけないことなのですか?