「茜?あれ、1人でどうしたの…って、えちょっと何!?なんで泣いてるの!?先輩は!?」
ちょうど祭りにやってきたのか、私に気づいたメグが駆け寄ってきた。
その後ろには、陸も。
「め、ぐ…」
「おい!」
グイッと腕をひかれ、そのまま誰かにもたれる。
あぁ、追ってきてくれたんだ。
有馬先輩…
「茜?なんかあったの?」
「な、なんでもないよ。目にゴミが入っちゃっただけ!」
先輩には見られたくない。涙なんて。
だってきっと理由に気づいちゃうから。
「おい、あんたなら知ってんだろ?なんでこいつが…」
「陸!ほんと、なんでもないから…先輩、ごめんなさい。体調が悪いのでもう帰ります」
「…そう。送んなくていいのか?」
「…俺が送る。行くぞ茜、メグ」
先輩にもたれていた体は陸に腕をひかれたせいで離れていった。
あーあ、またメグと陸にも心配かけちゃったよ…
なんで私はこうも恋が下手くそなんだろう。
ちょうど祭りにやってきたのか、私に気づいたメグが駆け寄ってきた。
その後ろには、陸も。
「め、ぐ…」
「おい!」
グイッと腕をひかれ、そのまま誰かにもたれる。
あぁ、追ってきてくれたんだ。
有馬先輩…
「茜?なんかあったの?」
「な、なんでもないよ。目にゴミが入っちゃっただけ!」
先輩には見られたくない。涙なんて。
だってきっと理由に気づいちゃうから。
「おい、あんたなら知ってんだろ?なんでこいつが…」
「陸!ほんと、なんでもないから…先輩、ごめんなさい。体調が悪いのでもう帰ります」
「…そう。送んなくていいのか?」
「…俺が送る。行くぞ茜、メグ」
先輩にもたれていた体は陸に腕をひかれたせいで離れていった。
あーあ、またメグと陸にも心配かけちゃったよ…
なんで私はこうも恋が下手くそなんだろう。