試食をしてたスーパーに至る、高速道路の下の道路の中央分離帯で彼は居た。

「淫猥」というテーマらしい。

物乞いさんは、泥や垢や誇りまみれで。
物乞いさんの居住材料と思える不衛生なゴミの様な大切なモノを沢山抱えて居た。

すまいりーと思われる彼一人なら
私は浴室を貸したと思う。

だが、物乞いさんの物乞いさん並みに汚れた、ゴミに見えるそれらの収納場所の無さと、殺菌や除菌が、コンパニオン・バードやアニマルの為に、確実に出来ない可能性を想うと、泣きそうになる心で、笑顔を絶やさない、すまいりーに見えた彼に声をかけられなかった。

生活保護という法律を知らなかったのもあった。

その後、昔、私に好意的だった女子と一緒に「淫猥」というテーマを二人でしたらしい。

私は泣いていたかもしれない。