普通のルックスの同僚にすら「卑屈」な私で……

私はそら君の仕事の中に、もし私の漫画の内容が含まれていたら、どうしてくれるんだですまないダメージだと、チェックの出来てない彼と彼女達の仕事の好調ぶりに、苛々していた。

そんな、そら君は一番社内・外でモテる成績優秀で、色っぽい社員だった。



今ごろ、どうしているのだろう?
過去の夢なのに胸が苦しくて、おかしい。チョコレートをあげずに懲戒免職になったなぁと、現実に戻り、苦しかった想いを思い出せたのは……

人柄のいい「あつし」君のおかげだ。きっと。