恋花、咲かせませんか?

「………先輩……」


「初心者なんかに口出されたくないと思うけど、
おれはみのるの、力になりたいんだ!」


「………先輩…。………分かりました。
じゃあ、昨日あった屋上で、お願いします」


「……いいのっ?」


「先輩が言ったんじゃないですか。
……それに、ほかの人の意見も聞きたいですし」


「っっっ、よっしゃぁー!!!」


立ち止まって、ガッツポーズをする晴彦。