結局、晴彦と帰った。


好きなこと、嫌いなこと、

好きな食べ物、嫌いな食べ物、

趣味だったり、ペットのことだったり……、


ポンポンと話を降ってくれるので、

秋も楽しくなってたくさんの話をした。



あくまで、あくまでも、

先輩と後輩という距離感で歩いたが、


(晴彦先輩は、なんか人との距離が近い気がする……。)

きっと、性格からなんだろうが、

女の子扱いに慣れていない秋にとって、

少し恥ずかしくもあった。