壮悟「ウサギは?」



『俺?俺は帰省しないよ?』



悠太「そうなの?」



『だって秋さんにも家庭あるし?いや別に行けなくは無いけどね?秋さん最近再婚したから奥さんといちゃらぶやってるの見たくないし?俺お年頃の女の子だからね?』



裕翔「…た、確かに…。」



百「そう言えば…ウサギのお父さんとかお母さんとかはいないの?」



『うん。死んじゃったよ。二人とも。』



「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」



『あ、そこまで深刻な話じゃないからね。俺ももう吹っ切れたし。』



百「な、なんかごめんね…。」



『いやいや、謝らなくていいからね?とにかく、俺は帰省しませーん!秋さん家にも行きませーん!!』



出雲「あ、じゃあウサギちゃん。僕のところにおいでよ。」



「「「「「「「「「「「…!?」」」」」」」」」」」



『えっ』



玲央「イヤダメだろ!!!アンタすぐ食うんだから!」



蓮「そうだよ!!」



悠太「ウサギ?襲われるからダメだよ?来るなら俺のところに来なさい。」



『え?え?』



出雲「ふふふふ。」



隼「…節操無しをもう少し改善したら預けられるんだが…。」



壮悟「とか言って。年少組はともかく、他の人たちも人のこと言えないからね。」



「「「「「「「……。」」」」」」」



『…へぇ…皆さんそれなりに経験してるんですね…へぇ…。』



百「ちょ、ウサギ?そんな引いた目で…!」



夜「そうだそうだ。ウサギにだってあるだろ?それなりにフガッ」



悠太「夜、言っちゃダメだ。」



玲央「…どう見てもあるように見えないだろ…!」



『え?何が?』



壮悟「何でも無いよー。あ、じゃあ俺のところに来る?」



玲央「…笑顔の裏には狼が…。」



蓮「俺のところに…って言いたいけど…零引き取るからちょっと難しいんだよな…。」



『皆さんホントに大丈夫だから。俺一人でも大丈夫だから!!』



隼「…俺は多分大丈夫だろうけどな…俺会わせたくないんだよ。本当に面倒臭いから。」