急遽、ウサギの部屋から出雲の部屋に移動決定。
隼「…顔が赤い。熱出してきてる。」
結「着替え持ってきましたー!!!」
裕翔「それ僕のモコモコパジャマ…!!しかも夏用!!」
百「タオル持ってきましたよ!」
夜「ヤバい、こぼしそう。」
光「救急箱も持ってきましたー!」
零「持ってきたよ…!」
出雲「ありがとう、みんな。…じゃあちょっと部屋の外で待ってて。」
「「「「「わかりましたー!」」」」」
零「……出雲。」
出雲「……大丈夫。知ってるよ。僕は何でもお見通しだからね。」
零「…そっか。」
光「?何の話?」
零「何でもないよ。」
出雲「じゃあちょっと待っててね。」
バタンッ
出雲「…ウサギちゃん。起きて。起きて。」
『…ん……?』
出雲「大丈夫かい?ウサギちゃん。記憶はある?」
『…ある…けど……痛ッ』
出雲「…腕見せて。」
『…っわ』
出雲が少し険しい表情になった。
出雲「…喧嘩でもしたの?」
『してない。』
出雲「…ウサギちゃん。君は女の子なんだから、もっと体をいたわってあげて。」
『…別に大丈…え?今…なんて…?』
出雲「…僕は何でも知ってるよ。」
微笑みながら言った出雲。
『…えっ…ちょ…え…っ…ええ!!?』
出雲「そんなことよりも、早くこれに着替えて。怪我の手当はその後。」
『え、い、いつから…?』
出雲「ほら、早くしないと…僕が脱がせちゃうよ?」
『急いで着替えます。』
出雲「…なーんて、大丈夫。急がなくていいよ。…けど…そうだね…途中まで脱がせてあげようか。」
『えっいいい、いいいいいいらないです!!!』
出雲「大丈夫、君が思うようなことはしないから。それに…君の利き手は捻挫してるようだし。」
そっ…と、左手を優しく撫でる。
『あ…捻挫してたんだ…全然気付かなかった。…感じ、骨は折れてないみたいだから、大丈夫。』


