男装女子。FIRST SEASON






ガチャ



『イヤ顔怖い顔怖い。…男に二言は無いよね?』



隼「…。」



『無言の圧力やめろー。…じゃ、俺寝てくる。夜ご飯の時には起きるから。悠太、俺今日も手伝うから。』



悠太「わかったー。」



『じゃ、オヤスミ!!!』



隼「………。」



最後まで怖かったよ、隼。

























ガチャ…カチャ。



鍵は絶対に閉める。開けられたら…まあ色々終わりそうなので。



私は部屋は私専用に改造された部屋だから、少々広い。大体2LDK並。



『…いや、両隣の方が広いか。』



多分かなりのお金持ちな隼と出雲に挟まれる私。



『さて…と。…ちょいっと調べ物しますか。』



私は玄関の横側の壁に手を当てて押した。



すると人1人が入れるくらいの小さな扉が回った。



隠し扉だ。



私が何かする時は大体ここでやる。バレてはいけないもの、隠さなければならないものは全て、この部屋で行う。



この隠し扉は二重の扉で出来ている。中は防音。



あるものはたくさんの画面とパソコンとたくさんの書類の棚。



私物はほぼ何も無い。仕事用のものだけ。