「俺が呼ぶから呼んだら入ってこい。名前は俺が言った通りの奴な。一応お前は俺の息子になってるから。ヨロ。」



『え、じゃあ俺は今から叔父さんのことお父さんって呼ばなきゃいけないの?気持ち悪いね!』



「笑顔で俺の心を刺すな。傷付くだろ!」



『よし、じゃあ行こう。ほら、とっ父さん。』



とっとーさん。噛んだ。



秋「…無理に呼ばなくていいからな。ふつーに、秋とか秋さんとかでいいから。」



叔父さんの名前は宇佐美 秋 ウサミ アキ



『あ、そなの?』



秋「イマドキ父親の名前を呼び捨てしてる奴いるだろ。…あ、叔父さんはダメだからな。」



『ンじゃあ俺は今から叔父さんのことを秋さんと呼ぼう。』



秋「おう。…じゃ、呼ぶまで待ってろー。」



『らじゃ☆』



ガラガラガラ



「「「「「「「「「「オッス!」」」」」」」」」」



『ビクッ…なんだ今の雄叫びはァァ…マジで男子校か…。』



実は嘘でーすとかあるかなーとか思ったけど全然無かった。一切無かったよ今の雄叫び。



秋「じゃ、入れー。」



お、呼ばれた。



ガラガラガラ



目の前は色々な色をした髪の毛と着崩しすぎた制服の男子。



男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子男子




こんな感じでたくさんいる。




『…えーと、俺は宇佐美天!好きなものは中華と甘いもの!あ、そういえば最近進出した駅前のケーキ屋さんにいかないといけない!!』



秋「はい、じゃあ天は後ろの席の一番端の窓際な~」



『無視かよ!!今俺結構良い挨拶したじゃん!』



パシッ



叔父さ…ゲフンッ…秋さんの後頭部を叩く。



「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」



秋「あーハイハイごめんごめん。」



『…心こもってないけどまあいっか!秋さんはそーゆー人だもんね!そういう心がない人だもんね!』



秋「だからさっきから俺の心抉りすぎだから。俺のハート大分ひび割れてんぞ。」



「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」



『そのまま粉々になってしまえ。』