男装女子。FIRST SEASON






『ちなみに、蓮お手製。』


裕翔「うええええ!?」
光「ええええ!」


零「意外と器用なんだよ。」


結「すげー!」


『んね!!!もう俺、肌身離さずずーっと付けてることにした!』


零「隼と出雲が狂いそう。」


『へっ?なんで?』


零「なんでってそりゃあ」


光「れ、零ー?!」


『?』


結「あっそっそーいえばさあ!荷造り終わったー?!」


裕翔「まだー…!」


『俺も…。』


結「…もう明日だよね。荷物送るのって。」


『だってさああ!色々持っていきたいじゃん!!?トランプとかウノとか!!!』


裕翔「お菓子だって持っていきたいじゃん!!日本食絶対恋しくなるって!!」


光「だからって、そんな何もかも詰める訳にはいけないでしょ?俺も手伝うから、帰ったら急いでやろうな?」


『「はーい…。」』


結「零はもう終わった?」


零「終わった。」


結「零でさえ出来てるのに。」


『「グハッッ」』


















結「…あれ、零?まさか、これだけ?」


零「うん。」


『荷物少ない所かほぼないじゃん!!』


零「向こうで買えば、大丈夫だと思って。」


『本音は?』


零「面倒臭い。」


『安定の零で俺凄く安心した!!!』


結「最終手段だよね、それ。」


光「最終手段を一番最初に使う零はホント、ある意味凄いよね。」


裕翔「僕も最終手段使いたぁぁぁい!!!!」


『お金、無いんだよね?』


裕翔「大人しく詰めよう、ウサギ。」


『…詰めよう詰めよう。』