『…え?べ、別に?そんなに食べてないよ??』
壮悟「ウサギのことだから、多分それぞれ4個は食べてるんじゃないかな?」
『せっ…正解☆』
隼「見事に餌付けされてるな。」
壮悟「そうだね。」
『…痩せた方がいいかな?!』
出雲「んー?いいんじゃないかな、別に♪まるまる太ってた方が、僕も食べがいが…」
『痩せます!!!!!!!!!!!』
出雲「ふふふふ。」
隼「…そろそろ離れたらどうだ。お前ら。」
『うん、離れて?』
出雲「そんなに隼もくっつきたかったの!!?じゃあ一緒にハグしよう!!!」
隼「…っ」
『色々強い!!!!!!!』
蓮「いい加減離れろ、出雲。」
壮悟「男三人衆のハグを見せられてる俺達の身にもなろっか。」
『それはそれは…悲しいね。』
出雲「え?壮悟も蓮をくっつきたいって??」
「「一言も言ってない。」」
隼「…そう言えば、あれから何か音沙汰あったか?」
『いや、何も。あの日以来、快適に過ごさせてもらってまーす。』
隼「そうか。」
ポンッ
頭に手が乗り、そのままぽんぽんされた。
隼「なら、いい。」
『…えへへ。』
蓮「あ、そーいや…。」
ゴソゴソ
蓮「これ、あげるよ。」
『何?これ。』
いかにも女の子らしい、小さなブレスレット。
『…珍しいねぇ。』
蓮「昨日、実家の掃除してたら出てきたんだ。」
『の割には結構新品なんだね。』
蓮「まあ、人にあげる予定だったモンだからな!」
『…ほっほーん?もしかして彼女ですなぁ?』
蓮「違う違う笑」
『えー、違うの?』
蓮「まあな。…俺が持ってても仕方ないし、だったらウサギにあげようと思ってな。」
『…ま、有難く貰おっと。でも場所考えよっか!ここ、学校。』
蓮「そーいやそうだったな!忘れてた。」
出雲「……。」
『…俺、こんな女の子みたいなブレスレット、初めて貰うかも。碧にはネックレス貰ったけど、どっか消えたし。…ありがとね!蓮!』
蓮「…おう。」
出雲「…ちなみにそのブレスレット、蓮の手作りだからね?」
蓮「あ!出雲!!」
『えっそうなの!凄!!!』
蓮「言うなよ出雲…。恥ずかしいだろ。」
『そんなことないよ!?凄いよ!!?前から手先は器用だなとは思ってたけど!!凄い!!!』


