男装女子。FIRST SEASON






その後、ちゃんと仲直りしてもらいました(私のケータイで)。


そうじゃないと秋さんからお小遣い貰えないからね!!


がっぽり貰おうと思います!ええ!!!


玲央「オーイ、ウサギー。」


『あ、玲央。一人?珍しいね。』


玲央「そーか?まあ確かに悠太とか夜とか百とかとはよくつるんでるけどな。まあたまには一人で移動することもあるんだよ。」


『わっはボッチだあ☆』


玲央「ボッチじゃねーし!!…あ、そーいやお前らの学年の修学旅行、香港になったんだろ?」


『そ。香港だよ。』


玲央「ビザとかどーすんだ?お前。」


『…あー…まあ、秋さんが、なんとかしてくれる…はず…。』


玲央「まあ、あの人がやるんなら、どーにかなるんだろーな。」


『玲央達は去年どこに行ったの?』


玲央「俺達は韓国。ちなみに隼さん達はロシア。」


『ええ何それロシアってどゆこと??』


玲央「ちなみに俺らは今年、ニューヨークとロス。隼さん達はロンドンだったっけな。」


『すっっげー。なんか、すっげー。』


玲央「丁度お前らと同じなんだよな。5泊6日。」


『…凄い長旅だと思わない?』


玲央「学校にしちゃ、まあ、そうだな。俺達がいない間、やんちゃすんなよ?」


私の肩に腕を回し、ニヤリと笑う玲央。


『ガンバルゥ。』


夜「オーイ。」


玲央「お、来た来た。」


百「わあ、ウサギもいた。」


悠太「珍しい組み合わせだね?」


『悠太も思うー?俺もー。…って、夜何食ってんの?』


夜「ん?期間限定のシュークリーム。」


『えっっどこに売ってんの!!俺にも頂戴!』


夜「ん。」


『む。』


夜は食べかけのシュークリームを私の口に押し付けた。


無表情で。←これ重要


『もっもっもっ…美味ぁ…。』


夜「だろー?…もっもっもっ」


『「もっもっもっ」』


百「美味しそうに食べるねぇ。」


玲央「さり気なく間接キスしてたな。」


悠太「本人達は全く意識してないようだけどね。」


『「もっもっもっ」』


夜「ホイ。」


『んむ。……んん…美味です…。』