程なくして。そのまま解散した、あの日。



あの日以来、《ALICE》はことある事に遊びに来た。



…学校の寮に。



『ッ何で知ってるんですかね皆さん!…つーかこの異常さを誰も理解しようとしない!!どゆこと!!!!』



見事に馴染んでるもんだから



ついつい怒鳴っちゃった。



陸「…まあまあ、羽咲。そんなに怒んないで。」



『いやマジで何でいるの。お前らも俺らも明日普通に学校なんだけど!?』



結「いーじゃん!いーじゃん!だって!あの!!伝説の!!【アスリ】さんがッッ!!!俺の!!目の前に!!い!!る!!!」



『…落ち着け、結。マジで。』



玲央「いやー、俺も見たことあるけどマジで鬼強い。」



結「ホントに!!好きです!!!」



陸「…公開処刑…。」



『…ホントすげーな…結…。あ、つか陸。他の奴らは?』



陸「祐は夜くんと光くんと裕翔くんとゲームしてる。本当は僕と結くんと玲央くんも参加してる。灯は百さんと悠太さんと蓮さんとお買い物。遼は隼さんと出雲さんと壮吾さんと何か話してる。」



『おー…見事に…祐はゲーム好きだし、灯は料理好きだし、遼は前々から話したいって思ってたらしいし…まあいい関係なって良かった。』



玲央「まさかこんな感じになるとは思わなかったなー、俺。」



結「だよねー。」



『うんうん…あ、帰る時は裏口から通ってね。俺は寝るから。』



陸「…早くない?」



『寝れる時にはちゃんと寝ないと、ね?』



陸「…また徹夜でもする気。…ちゃんと手伝える人は沢山いるよ。壮吾さんや結くん…もちろん僕だって…っわ…」



私は陸の頭をわしゃっと撫でた。



『…はは。相変わらずいい子だな、陸は。』



陸「…ボサボサ…。」