男装女子。FIRST SEASON






「〜〜!!!」



「〜〜っ!!」



『なんかすごい聞こえるんだけど。何?何かあったの?』



ガッシャーン



『っ…ビックリした…。』



出雲「荒れてるねぇ。」



隼「とりあえず行くぞ。…壊れてなければいいが。」



『無理だろ。がっしゃーんって言ったもん。』



ガラガラガラ



「返せっつってんでしょ!!」



裕翔「だーかーらー!僕ら何も知らないってばー!」



「ああ!?ここにいることは分かってんだよ!!大人しく出せ!!」




玲央「イヤそう言われたってなぁ…って、隼!出雲!」



結「隼さーん…!!助けてくださいぃ…!」



悠太「わ!ウサギ!?寝てなきゃダメって言ったよね!!?」



百「まだ病み上がりなんだから、大人しくしないと…!」



『「「………。」」』



「っ…やっぱり…ここにいた…!」


「…!!」



「……。」



「羽咲…!!」



『えー…と、何でここに…?』



「連れ戻しに来た。」



『…は?』



「羽咲…っ!」



『……ゴメン、今すぐ出てってくれるかな。』



「オイ…!!」



『…イヤ、正直何でここにいるのか分かんないんだけど。…何しに来たの?』



「だから、俺たちは…連れ戻しに…」



『は??何?連れ戻す?誰が?…意味わかんないんだけど。』



「っごめん…羽咲…私たちがバカだったの…ホントは、私たちのせいで…」



『…出てって。』



「「「「羽咲!!」」」」



『出てけっつってんだろ。さっさと消えろ。私の視界に入らないでくれる。』



隼「…羽咲。…テメェ、言い過ぎだバカ。」



バシッ



『ぐはっ…』



隼「…お前らが《ALICE》か。…今日は帰ってくれ。」



「っお前には関係無ぇ…!」



隼「…羽咲は、今は俺たちの仲間だ。仲間を見捨てたお前らに連れ戻す権利は無い。」



「……っ…。」



結「…おぉ…隼さんカッコイイ…。」



光「リーダーって感じするね…!」



『………っ…。』



零「…うさぎ、うさぎ。…あっち行こ。」



『…っえ…?』



零「…隼、出雲。ちょっとだけ話してあげて。…多分、本当に悔やんでる。」



『……。』



零「…うさぎは会いたくないんだよね。」



『……うん…。』



零「じゃあ、行こ。」



私は零に引っ張られて奥の部屋に行った。