男装女子。FIRST SEASON







『……私が、死ねばよかった。』



…あの日、あの場所で。



後悔してもしきれない、私の罪。



消えない傷痕。



罰を背負い、私は生きる。



『……。』



後悔と罪と傷痕と罰を背負った私が、



また仲間を作ってしまった。



三度目の、新しい仲間。



だからこそ、私は彼らを守らなきゃいけない。



彼らを、また罪の繰り返しをさせないために。



そして、過去を想い、今を生き、未来へ歩きだすために。



私は何をすればいいんだろうか。



彼らを守るためには、



今のこの平和な現実を守るためには、



『私はどうしたらいいの…?』



私に出来ることは限られてる。



それでも私の得意なモノを、私の武器を、



フルで使って…



『…情報収集…またこもらないと。』



あの日のように、壁を押して開く。



画面とキーボードの部屋に。



『…なるたけ早く情報を…そんでもってさっさと潰す。』



…もし危害を加えたら、私が容赦しない。



もし、私目当てで彼らに危害を加えたら、



『…速攻ぶっ潰す。』



例え、昔の仲間だろうと。



…たとえ、昔に愛した人がそこにいたとしても。