ダラダラと共通ルームに行くと



零「ね、“じーぴーえす”って何…?」



光「んー…その人の場所がすぐわかる機械…かな。」



出雲「素晴らしい機械だよね、羽咲?」



『ウン、凄く素晴らしい機械だよ。』



壮吾「これ凄く性能いいんだけど…最新のモノなの?」



夜「ウサギから貰って俺が作って完成させたヤツ。」



『そりゃ性能良いわ。』



だって自分作だし。



シキ「…まだ作ってたんだね、趣味の盗聴器とGPS作成。」



『だって楽しいんだもん。もうそろそろ自分でパソコン作れちゃうかも。』



裕翔「それは無理、絶対無理。お手製パソコンとか作れたら神だからね??」



結「作れたら俺にも作って欲しいという願望が奥底に眠っている…。」



『頑張って作って?夜みたいにさ☆』



結「無理だからお願いしたんだけどな!?ハイスペックな野郎に作れても低スペックな俺には作れないの!わかるかな!!?」



『ああ、凄くわかった。…なんかごめんね?』



結「謝られても悲しいからやめよう。」



それ正論。



壮吾「えーと…あ、あった、ここだここ。…えーと…」



玲央「どこだ?ここ。」



蓮「…あ、ここ西地区だ。俺が前住んでた近く。」



『西、地区…?』



蓮「確か西地区って…《ALICE》の縄張りだったような…。」



「「「……。」」」



百「最近、また力をつけてきたっていう…暴走族?」



悠太「昔はなんか《牙狼》、《クラウン》、《ALICE》で縄張り広げてたって、大和さん言ってたよね、そういえば。」



玲央「あ、もしかしてあの写真…!」



閃いたかのように玲央は急いで自室に戻って一枚の写真を持って戻ってきた。



零「…?」



光「…あれ、桜子さんと大和さん…!?」



壮吾「あ、蘭さんと彰さんもいる。」



百「…この真ん中にいる二人は誰だろう。」



夜「綺麗な人だな、二人とも。」



百「あ、夜が他人の顔褒めるとか、珍しい。」



夜「…そうか?」



蓮「玲央、なんでその写真持ってたんだ?」



玲央「ん?ああ、この写真をウサギに渡せって大和さんが言ってたんだよなー、そーいや。すっかり忘れてた。」



『…ね、玲央。大和さん何か言ってた?』



玲央「思い出の一枚くらい持っといてもいいんじゃね?って。」



悠太「完全に玲央の言葉になってるけど笑」



『…そっかー。…いやー、参った。』



裕翔「何が?」



『…この真ん中に写ってる二人、多分俺の親だ。』



「「「「「「「「「「えっ」」」」」」」」」」



出雲「あ、やっぱりそうだったね、隼。」



隼「ああ。」