『っはぁ…はぁ…今どこら辺!?』
光「うわっ」
結「ウサギどした!?」
裕翔「水かけられたの!?全身濡れてるけど!!!」
『ウン…でも大丈夫。』
結「そろそろ決勝始まるけど。」
『相手は。』
裕翔「二年はやっぱり夜さん。で、三年は…」
『……うん、見てわかるよ。二人だね。』
光「全然決着つかないんだよね。二人とも。…さすが俺たちのリーダーと言うべきか。」
『…そのまま決勝進出か。……ちょっと厄介だな…。』
結「まー、頑張れ!…ドライヤーいる?」
『ん?大丈夫。…じゃ、俺行くわ。』
光「ウサギ!頑張れー!」
『ありがとー』
タッタッタッ
……ヤバい…かも。
あの時…
不意打ちで脇腹刺された。…咄嗟に避けたから大体2cmだけど…
…動きすぎると傷口が開いちゃう。
棄権しちゃう?…でも俺のパソコン…!
…それに、棄権するなんて…
『…余計な心配かけるだけだし。』
…大丈夫。イケるイケる。
そうだ!私は元気!どこも痛くない!!
腕も脇腹も痛くない!!
幸い、腕の傷を洗うためにジャージ脱いだから、ジャージには刺さってない。
=バレない
『よっしゃアアアアアいけるぞオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ』
夜「ウサギどした。頭おかしくなったか。」
『あ、夜。…ふっふっふ、今日は勝つ!俺のパソコンの為にィィ!!』
夜「…俺が勝ったらあげるけど。」
『えっ…マジで。』
夜「…ふっ…」
『…何。』
ニョイーン
『にゃにふるんらよ!(何するんだよ!)』
夜「…ブフッ……ほっぺた伸びすぎウケる笑」
『はーにゃーへー!(はーなーせ!)』
夜「ブフッ」
バシッ
夜「ブッ……。」
私のほっぺたで遊んでる夜くんに天誅が下りました。
隼「何やってんだお前ら。」
夜「ウサギのほっぺが以上に伸びたんです。」
ムニーン
出雲「……あ、ホントだ。」
『ひゃめろい!(やめろい!)』
さっきからほっぺたいじられてる。
お前らそんなにほっぺたが好きかい!?!?
隼「…ウサギは何で濡れてんだ?」
『水で遊んでた。』
出雲「…水…ねぇ。」
隼「…出雲。」
出雲「はーい。分かってるよ。…夜も分かってるよね?」
夜「もちろんです。」
『…え?何?…何が?』
「それでは!4者による決勝戦始まります!!!」
パーンッ
『さーっ来い!!』
気合い入れた。もう大丈夫。アドレナリンのおかげであんま痛くない!!
さあ来るんだああああと思ったら
『…あ、あれ?』
何故か三人が俺抜きで戦闘開始していた。
『……え、ちょ…えぇ?』
…大混乱してますよ、俺の脳は。


