その夜、やっぱり隣に女の子がいるからか…または私と少し同じ匂いがするからなのか…またぐっすりと寝れた。



都古ちゃんも久しぶりに良く寝たと言っていた。



さて、私は少し調べ物をしたいと思う。都古ちゃんは桜ちゃんに任せた。



コンコンコン



「どうぞ~」



『大和くん。ちょっといい?』



大和「羽咲ちゃん。…どうかしたの?」



『…調べ物したいんだけど…。』



大和「ああ、麻原都古と日隈組について調べるの?」



『あ、もう知ってたんだ。』



大和「そりゃ、一応ここの主は僕だからね。…ね、羽咲ちゃん。今ならまだ遅くないよ。」



『………。』



大和「日隈組は危ない。君が他人の事に踏み込む理由は無いんだよ。」



『でも約束したんだ~、助けるって。私はあの日から約束は破らないって決めてるの。』



大和「……。」



『それにね、私は…強いから。』



大和「…ハァ…自分の力を過信し過ぎてはいけないと思うよ。君は女の子なんだから。」



『大丈夫。…私自身は信頼してるけど、私の力は信用して無い。だから助っ人も借りないとね、大和くん?』



大和「…え?」























ガチャ



『はい皆さん注目!!!』



百「どうしたのー?」



『今から俺、宇佐美天もとい有栖川羽咲は自室に引きこもりたいと思います!!なお、もし俺の部屋のドアを開けた場合は10回くらいの拳が飛んできます!!以上!!!!』



バタン



「「「「「「「「「「「「「「え…?」」」」」」」」」」」」」」



ガチャ



『あ!ご飯は入りません!以上!!』



バタン



「「「「「「「「「「「「「…え?」」」」」」」」」」」」」










よし、これで心置き無く調べることが出来る。



大和くんから借りたパソコンで都古ちゃんと日隈組について深く徹底的に調べ上げる。



それと、助っ人に連絡連絡。



…ああ、久しぶりだ。こんな感じは。



『…ちょっとワクワクするよね、久しぶりの仕事だから。』



ピッ



『……ああ、もしもし。来週辺り、日隈組潰す予定。…そう、京都ね。うん…あ、そうだ。アレとアレ持ってきて。…そうそう、それ。それとアイツらもね。……そう、それは良かった。久しぶりの仕事だからって鈍ってちゃダメだからね。よくシュミレーションしといて。…じゃ、詳しい日時と場所は明日辺りね。…うん、うん。バイバイ。』



ピッ



さて、死んじゃう勢いで頑張りますか。