『…ん……。』



…なんか狭い。



で起きた、有栖川羽咲。



おはようございます、今何時ですか。



時計を見ようと思ったんだけど、何故か身動き取れず良く分からん。



『………。』



長く寝たような気がした。



ふと、横を見た。



『…~~ッ』



声が出そうになった。悲鳴が喉から出そう。



真っ白い美形がスヤスヤと呑気に寝ている。



左を見ると黒髪の美形がスヤスヤと呑気に…



『………うぎょあフガッ』



口を塞がれた。



出雲「はいはい☆大声出さない出さない☆」



隼「ん……なんだ。何かあったか…。」



お前らだよ寝起きでイケメンな顔が両方にいたら心臓飛び出て死ぬわびっくり死だわ。



『…マジで隣で寝てたんだね。つか出雲。服着ろ服。』



出雲「え?僕が寝る時はいつもこれだよ??」



『今すぐ服着ろ。』



隼「俺も普段は脱いで寝てる。」



『お前もかい。』



出雲「なんか違和感?があるよね~。」



隼「ああ。」



『何の違和感だよ。はよ服。』



出雲「何何~?照れてる?」



『さっさと着ろっつってんの。』



出雲「もー、連れないなぁ。…でも面倒臭いなぁ。あ、羽咲が着せてくれるって言うなら僕はもちろん」



隼「…出雲。」



出雲「ふふふ。冗談だよジョーダン♪」



隼「…良く寝れたか。」



『…珍しく…。』



出雲「それは良かった良かった。…もう少し寝てても多分怒られないよ♪」



隼「…俺達が怒られると思うぞ。壮吾に。」



出雲「……気にしなーい気にしなーい。」



『……んや、起きる。…ッわっ…ぷ。』



急に起き上がったからか、少しクラっとして出雲により掛かってしまった。



出雲「わぁ。羽咲ってば大胆。」



『…オイ。』



隼「…羽咲、糸くずついてる。」



『へ?あら、ホントー?』



バンッッ



結「羽咲ィィィィ!!」



夜「無事か!!?」



「「「「「「「「「「……。」」」」」」」」」」



今の状況。



ベッドの上に男子二人が女子を挟んでいる様子。見た目的に今からコトをするかのように…。



壮吾「…隼??」



蓮「…出雲??」




「「「「「「「「ッ~~羽咲ィィィィ!」」」」」」」」



『ちょ、誤解だよ誤解!!!』



出雲「ふふふ。」



出雲が意味深に笑ってるから更にヤバい雰囲気になってる!!



隼「…?どうかしたか?」



隼に至っては気付いてすらない!!












「「「「「「「「「「ッ今すぐ離れろォ!」」」」」」」」」」









…あのあと誤解を解くのに一日がかりだった。