わたし、どうしちゃったんだろう。
「お前、幼稚園児みたいだな。」
「いやいや、光が大人だからですよ。」
「あ?」
「え?」
「大人じゃねーよ。」
「えっ?!?」
「ふっ…」
「えっ、えっ、大学生…?」
「バーカ。高校だよ。」
「はっ?!?」
思わず素っ頓狂な声が出る。
はあ!?!?マジで、は!?
なに、この人、大人ぶっちゃってちゃっかり高校生?!?
「何年??」
「3年。」
だ、よね…
これで一年とかだったらマジぶっ飛ぶんだけど。
ていうか…もうすっかり脱力なんだけど…
まさかのタメっていうね…
ありえない…まじ、ありえないわ…
タメに敬語とか…支配されてるとか…っていうか、どんだけ俺様なの?!?
バカだ…自分、完全騙されてた…
てっきりお偉いさんの若社長さんとかかと…
学生だってさ…
疲れた。
なんだよ。
なんなんだよ。
「マジ最悪…」
「態度変わったなお前。」
「そりゃあ変わるでしょ…タメとか。」
「中学生かと思った。」
「は。」
「くっ…ガキだな。」
むむむむ…
うん。怒った。



