バン!!!!! 「っ!!!!」 店内に響き渡る銃声。 これこそ心臓が止まる瞬間なのだろうか。 これで最後か… そう思ったら、強張った肩の緊張がほぐれてなんかどうでもよくなった。 最期は、誰だかわからないけど好きなあの男性の温もりを感じているから、悪くない。 そう思った。 店に響き渡る怒声と銃撃。 夢なのではないか。 死ぬ前に見る、まあ、最悪な夢。 本当にわたしはそう疑った。