眠らせ森の恋

 奏汰は反対側を向き、気持ち良さそうに眠っている。

 ああっ、ご飯も食べずに寝ちゃってるっ。
 おそるべしっ、コタツッ。

「やだ、ちょっとっ、奏汰さんっ?

 ね、寝ないでくださいっ。

 寂しいじゃないですかっ。

 寝ないでっ。

 寝ないでくださいっ、奏汰さーんっ!」







                           完