奏汰はそこで、笑い、
「でも、やっぱり、コタツはいいな」
と言ってきた。
つぐみの手からグラスを取ると、台の上に置かせ、
「こうして、すぐに一緒に寝られる」
とつぐみの肩をつかんで、コタツの敷き布団の上につぐみを横たえようとする。
抵抗しようとしたが、奏汰の力にかなうわけもなく、簡単に転がされてしまった。
一緒に横になった奏汰の顔が目の前に来る。
自分を真摯に見つめるその瞳に、つい、視線をそらしながら、
「おっ、おこたはそのような場所ではありませんっ」
と言って、起き上がろうとしたが、奏汰の手は強くつぐみの肩を押さえつけていた。
「いや、そのような場所だろ」
と半身を起こした奏汰は、つぐみの両手を押さえ込むと、上から見下ろし、言ってくる。
「ほら、生徒手帳にもよく書いてあるじゃないか。
男女で同じコタツに入るべからず。
こういう不埒なことをする輩(やから)が居るからだ」
そう言い、奏汰は、そっと唇を重ねてくる。
「でも、やっぱり、コタツはいいな」
と言ってきた。
つぐみの手からグラスを取ると、台の上に置かせ、
「こうして、すぐに一緒に寝られる」
とつぐみの肩をつかんで、コタツの敷き布団の上につぐみを横たえようとする。
抵抗しようとしたが、奏汰の力にかなうわけもなく、簡単に転がされてしまった。
一緒に横になった奏汰の顔が目の前に来る。
自分を真摯に見つめるその瞳に、つい、視線をそらしながら、
「おっ、おこたはそのような場所ではありませんっ」
と言って、起き上がろうとしたが、奏汰の手は強くつぐみの肩を押さえつけていた。
「いや、そのような場所だろ」
と半身を起こした奏汰は、つぐみの両手を押さえ込むと、上から見下ろし、言ってくる。
「ほら、生徒手帳にもよく書いてあるじゃないか。
男女で同じコタツに入るべからず。
こういう不埒なことをする輩(やから)が居るからだ」
そう言い、奏汰は、そっと唇を重ねてくる。



