つぐみの側に行き、一緒に夜空を見上げる。
だが、つぐみは星から家々の灯りに視線を落とし、言ってきた。
「西和田さんが、お見合いで苦労されているのを見て思ったんですよ。
結婚するって大変なことなんだなって。
だって、まったくの赤の他人と一生を共にする決断をするわけですもんね」
「ま、最近は一生を共にするとは限らないけどな」
と言うと、
「でも、最初はみなさん、その人とおじいちゃんおばあちゃんになるまで、一緒に居る覚悟で結婚するわけですし。
私は、奏汰さんと年をとっても、ずっと二人でこうして暮らしたいな、と思っています」
とこちらを見て言ってくる。
「……奏汰さんが私の前に降ってきてくださったよかったです」
「お前、自力で探せそうにないもんな……」
だが、つぐみは星から家々の灯りに視線を落とし、言ってきた。
「西和田さんが、お見合いで苦労されているのを見て思ったんですよ。
結婚するって大変なことなんだなって。
だって、まったくの赤の他人と一生を共にする決断をするわけですもんね」
「ま、最近は一生を共にするとは限らないけどな」
と言うと、
「でも、最初はみなさん、その人とおじいちゃんおばあちゃんになるまで、一緒に居る覚悟で結婚するわけですし。
私は、奏汰さんと年をとっても、ずっと二人でこうして暮らしたいな、と思っています」
とこちらを見て言ってくる。
「……奏汰さんが私の前に降ってきてくださったよかったです」
「お前、自力で探せそうにないもんな……」



