麻生「じゃ、今度俺とまた来てくれない?俺…甘い物好きってイメージないでしょ?
だから一緒に来られる人も全然いないっていうか……、ほんと、付き合う程度でいいんだけど……!」

あ、麻生くんが照れていらっしゃいます……!!!

麻生くんは照れたように首の後ろをかいている。
照れる姿もカッコイイです。死にそうです、はい。


今にも鼻血が出そうな私は

『こ、ここ光栄……です!』

きっと顔を真っ赤にしながら言ったに違いない。


麻生「ははっ、あははっ!
春川さん、光栄って……っははっ、面白いね…ククッ」

未だ笑い続ける麻生くん。
で、でも光栄しか言葉が見つからないというか……。

麻生「クスクスッ…春川さん、俺は目上の人じゃないんだから、軽くいえばいいんだよ…?クスッ」

あ、そっか……。
ですよねー……ははっ。
変な人って思われてないかな?!

『あ、あはは……
あ、ちょっとお手洗いに行ってきます……!』

麻生「うん、行ってらっしゃい。」

無表情ながらも優しげなその表情が何とも言えないかっこよさで、堪らず私は席を立った。


カチャンーーーー

『顔真っ赤……。』

鏡を見ると自分の顔が真っ赤に染まっていることに気がついた。

う……冷やしてから戻ろう……。