+ヴァンパイア執事vs狼メイド+

弥生が対抗する。

「それはアナタも同じではないでしょうか、バフィディスカル。どれほど優男を演じていても、血に溺れた醜い命は大変においますよ。わたくしも、鼻が少々よいゆえ」

言葉では、どちらも一歩も引かない。

私は訊いた。

「弥生! なぜ松井のもとに従っているの? 人狼が人間に忠誠しているなんて、私には信じられないんだけど?」

「はっ、利害の一致ってやつだよ」

答えたのは、松井だった。

ヘラヘラ笑うのと一緒に、彼の耳でピアスが鳴る。

「コイツらにゃパトロンがねぇ。それなりの顔が利かねぇと、そいつに逢うこともできねぇ。だから、俺のとこに来た」

「体で払う、ということなのね」

「おう。俺はコイツをバフィに逢わせてやる。コイツはバフィを倒して、松井派遣に功績をつける。ギブアンドテイク、すばらしいだろが? あっはははっ」