+ヴァンパイア執事vs狼メイド+

「だとすればほかに、なにか原因が……」

と、その時、部屋の扉が硬い音でノックされた。

アイサインで、バフィに出させる。

「どちらさまでしょうか?」

バフィが個人の部屋としてはかなり大きな扉を開けると、使用人の男がいた。

男が、なにかバフィに取り次いでいる。

そしてその内容が、今度はバフィから私へ伝えられる。

「お嬢様――ご来客にございます」

「だれ?」

「松井伸一さまという方にございます」

「松井……?」

……あまり、聞いたことのない名前だった。